「ミッソ(MIXXO)」@横浜そごうは、まだまだ発展途上!?
ゴールデン・ウィーク中、まるまるブログをお休みしてしまってすみませんでした。
帰省していたのですが、本日から東京に戻っております。今月も忙しい月になりそうですが、出来る限り頑張って更新して参りますので、引き続きご愛読よろしくお願いいたします。
4月に上海に行った折のレポートもまだ続きますが、その前に、連休の合間に見て来た今春オープンした話題のショップについて、簡単に書いておきます。
4月29日(月)、横浜そごうさんに今年3月22日(金)に日本1号店としてオープンしたばかりの、韓国イーランドグループのSPAブランド「ミッソ(MIXXO)」のショップを見て参りました。
「ミッソ(MIXXO)」は、横浜そごうさんの3F〜5Fの婦人服売り場ではなく、B1のハンドバッグ、靴、下着などの売り場の、正面入口とは反対側の一番奥の壁面に配置されておりました。
春物の長袖テーラードジャケットが6,000円をちょっと切るくらいの価格のロープライスSPAですから、百貨店系アパレルとは横並びには出来ない、という配慮が働いているんだろうなと思います。
店舗面積555平米という報道をネット上で見た上で現場に行ったのですが、百貨店のインショップの売り場としては、破格の広さです。
とはいえ、韓国・ソウルの明洞の路面店と比べるとVP(ビジュアルプレゼンテーション)迫力に欠けるな、という感じがいたしました。
オープン当日にはイメージキャラクターのK-POPグループ「アフタースクール」のメンバーの来店効果もあって非常に沢山のお客様で賑わい、商品もよく動いたとの報道でしたが、
私がお店を訪れた折には、店内のお客様もまばらで、お客様が商品に惹き付けられていないし、結果、売れていないという感じがありありと見受けられたのですが、
たぶんその最大の理由は、
「店頭の品揃えが日本の東京の季節と合っていない」からだという風に私は思いました。
「ミッソ(MIXXO)」はOLさん向けのブランドなので、『ZARA』と同じく、百貨店内の日本の百貨店系ブランドのファンから売り上げを取り込んでいきたいところなのでしょう。基本的なスタイリングが、ジャケット+ワンピース、もしくは、ジャケット+トップス+ボトムスになっていました(後者のスタイリングでミニスカートを合わせるコーディネートは『ZARA』より若々しくて独特のセクシーさがあります)。
ところが、ここで提案されているトップスに、綿のTシャツやタンクトップ、シャツ、ブラウス、綿や麻のニットがほとんどなくて、
合繊のブラウスやプルオーバーばかりだったんですよね。
綿素材のトップスがないがために、価格競争力があるブランドさんなのに、「『ZARA』や『H&M』、『forever21』に比べて高い」という不利な印象すら与えてしまっています。
カジュアルミックスではなく、エレガンス主体で推すMD(商品企画)になっているからということもあると思いますが、
恐らく、ソウルと同じ品揃えを東京でも行っておられるのでしょうが、
ソウルは日本の札幌かそれよりも全般に低めの気候だと思いますので、
このままだと苦戦されるのではないかという気がいたします。
それと、売り場の定数定量が徹底されていないように見受けられたのも気になりましたが、
良かった点として、
・アクセサリーが充実している。
・ショップスタッフの皆様は挨拶も接客もよい。
・店頭にない在庫はショップスタッフがトランシーバーで確認しており、奥ストックまで見に行く時間は要さない。
・・・などを感じました。
とはいえ、「ミッソ(MIXXO)」は、イーランド社として初の日本進出ブランドで、4月27日に2号店のアリオ仙台泉店が開店したばかり、
現状ではまだ試運転の段階だと思います。
立ち上がりの段階から、大ブームを起こせなかった、というのは、今後の出店ペースに影響すると思いますが、
気づいた問題点に対してどのように修正をかけていくのか、注目したいですね。
(写真は「ミッソ(MIXXO)」が入店している横浜そごう地下2Fの正面入口)。
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