2013年5月シンガポールレポートその7ーハイブランドが軒を並べるアイオン(ION)
5月17日(金)午後1時過ぎ、市内一の繁華街・オーチャードロードのどまん中までやって来ました。
こちらの交差点の一角、MRTオーチャード駅の真上に、ION ORCHARD(アイオン・オーチャード)という大型のショッピングセンター(SC)がございます。
アイオン(ついつい「イオン」と読んでしまいそうなんですが、発音は「アイオン」です)は、私が前にシンガポールを訪問した2008年5月にはまだ出来ていなくて、
2009年7月21日に開業しています。
1Fには、「セフォラ」「サンローラン」「ディースクエアード」「バリー」「フェラガモ」など、
土地の段差の関係で、事実上のエントランスフロアとなる2Fには、「ハリーウィンストン」「ブシュロン」「カルティエ」「ルイ・ヴィトン」「グッチ」「ディオール」「プラダ」「ジョルジョ・アルマーニ」、靴の「チャーチ」「エルメネジルド・ゼニア」など、
ラグジュアリーブランドのオンパレードでした。
お客様はそれなりには入っていて、ぽつぽつとは売れてはいましたが(前日夕刻のSCパラゴンよりは好調そうでしたが)、
それでも、正直、4月の上海よりパワーがないな、という風に感じました。
やっぱり、マリーナ地区と分散しているのか、それとも、不景気なのか、中国が特別で、これが普通の状態なのか・・・時間がなくて、今回、マリーナ地区で行けなかったのが悔やまれてなりません。
そしてこのSCでもやっぱり超満員だったのは、カフェ。暑いから、どうしてもお茶する回数が増えてしまうんだと思います。
このSCで面白かったのは、まず3Fの「envie de Pois」というセレクトショップ。こちらは、エレガントなドレス主体のセレクションで、見応えがあります。「ミュグレー」「メアリー・カトランズー」(最近力をつけておられますね)「オスカー・デ・ラ・レンタ」「ザック・ポーゼン」「アライア」などなど。私が知らないブランドも結構ありました。
3Fには、もう1店舗、異なるタイプのセレクトショップ「TyAN」もございました。
このショップさんの場合、比較的買いやすい価格帯の、ブランドのディフュージョンラインが多くて、「ヴィヴィアンタム」(品揃え多かったです。シンガポールは中国系の方が多い地域だからだと思います)、「ソニア・リキエル」「10 Crosby Derek Lam」「クラスロベルタカヴァッリ」「アクネ」など。セレクションは、日本だとちょっとミセス向けっぽく見えるかも、という感じにまとめてありました。
それから、3Fには、アジアのモダンアートを揃えたギャラリー「オペラギャラリー」がございます。こちらの取扱商品は、素晴らしいです。絵だけでなく、写真の作品にも、面白い切り口のものがございました。
4Fでは、アメリカのインテリア&ライフスタイルショップ「クレートアンドバレル(Crate & Barrel)」のアジア1号店を発見!私はアメリカに行ったことがないので、こちらのショップを見るのは生まれて初めてでしたが、白を基調にカラーコントロールが効いており、なおかつライフシーンを想起させるコーナーもうまく随所に盛り込まれた非常に美しいVMDで、感動いたしました。
たぶんゼロ年代の前半以前にこのショップを見ていたら、日本は衣食住のうち衣料偏重の傾向が強い国で、なおかつ長時間労働、暮らしを楽しむという発想からは遠かったですからもっと衝撃は強かったと思います。現在は、日本もむしろ食住の分野の方が元気になっていますし、妙なごちゃごちゃした柄などはついていないすっきりしたデザインの商品が主流になりましたので、「クレートアンドバレル」さんの世界に近づいてきたなと思いますが。
食器関係は、全体的にサイズが大きめなのでそのまま日本に、というと、ちょっと難しいかもしれないですね。
私がシンガポールに行っていた時は、同国のファッションウィークの週だったんですが、1Fのイベントスペースでは「アウディファッションフェスティバルシンガポール」関連の展示も行われていました。
写真1:入口にも「アウディファッションフェスティバルシンガポール」の表示が。
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