レオナルド・ディカプリオ氏のスター性が輝くー映画「華麗なるギャツビー」
3連休最後の本日、川崎チネチッタにて、映画「華麗なるギャツビー」を観て参りました。
この映画、原作はアメリカ文学史上の名作と称されており、映画化も今回で5回目とのこと。特に主人公のギャツビー役をロバート・レッドフォード氏が演じたバージョンが有名ですが、私はこちらも含めどの映画もちゃんと観たことはなく、今回が初めての経験でした。
この映画のストーリーは、本当に、名作ですね。1920年代のアメリカの社会状況をリアルに表現しています。
主人公のギャツビーは、極貧の家庭に育った成り上がり者の成功者。夜な夜な彼の豪邸には様々な人々が集まりパーティーの狂乱を繰り広げています。
ギャツビーが第一次世界大戦時に欧州に派遣されている間に恋人のデイジーは富豪のブキャナンと結婚してしまいますが、「彼女と出会った5年前に時を戻す」という思いを抱き、ついには証券会社に務めるキャラウェイの手助けで彼女に再会。そして、それがきっかけとなって悲劇が・・・。
戦争と1929年の大恐慌の間の、つかの間のアメリカ経済の繁栄。依然として黒人差別などの差別が存在する状況下で、キャラウェイの表現を借りれば、「希望を抱いて上昇しようとする」ギャツビーは、アメリカ的な生き方を象徴したものとして、本作では非常にポジティブに描かれています。
それと合わせて、純粋な愛のために身を滅ぼす男の愚かさ、悲しさを強く感じさせる内容でした。
この映画は、やはり、アメリカ映画界のスターであるレオナルド・ディカプリオ氏の存在なくして成り立たないもので、ディカプリオ氏の魅力が随所に溢れた佳作だと思いました。狂言回しのキャラウェイ(原作の作家のF・スコット・フィッツジェラルド氏を彷彿とさせる登場人物)役で、この映画は私も観ているのですが映画「スパイダーマン」に出ていたトビー・マグワイア氏も、いい味を出していましたね。
この映画は、ファッション業界の皆様の間では、ヒロインのデイジー(キャリー・マリガン氏)がパーティーのシーンで「プラダ」や「ミュウミュウ」の衣装を着用していることで話題になっていましたが、
通常の「プラダ」のコレクションに登場するような洋服とはまた異なる、非常にゴージャスでエレガントなスタイルになっていて、
日本人好みの愛くるしいルックスのマリガン氏にはとても合っていました。
シネマファッションの素晴らしさとストーリーの素晴らしさ、俳優の持ち味を生かした起用という3点のいずれにおいても、お勧めの映画だと思います。
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