ジュピターショップチャンネル、ECサイト「ミラベラ」を集英社に譲渡
そういえば、仕事にかまけてブログをさぼっている間に
こんなニュースもございました↓↓↓
日本のネット通販の業界は今や完全に成熟化しており、
ネットの世界は実店舗の世界と違って地域ごとに商圏が異なるということがなく、日本全体が同一商圏になってしまうのと、
ネットの中で比較が容易に行え、情報もオープンにされクチコミでシェアされていく世界なので、
どうしても一強多弱になってしまう・・・という実情があります。
高感度高価格帯のブランド集積型サイトの強者は「ゾゾタウン」(スタートトゥデイ)さんで、
それ以外の企業さんにとっては、「何故、何のためにうちの会社がこのサイトを運営するのか」という意味が問われているのだろうと思います。
多弱の立場にある企業の皆様には、
「大きく儲かるお店」ではなく、「自社の顧客ターゲットをしっかりと絞って、そのお客様に喜んで頂けるお店」を目指して頂きたいですね。
webに長けている企業さんならば、技術の進化とも掛け合わせて新しい通販のやり方はないかを追求すべきでしょうし、それが無理であっても、リアルの小売業と同じく、お客様の顔を思い浮かべながら、リスクを張った品揃えをきちんと行えば、他店とは差別化できるはずだと思います。
通販新聞さんのサイトの記事によると、
「雑誌はとくにファッションモード誌「シュプール」と連携」とあります。
『シュプール』と「ミラベラ」は客層が重なるためベストマッチだと思いますし、
もう1点、記事の末尾の「集英社は「今回の"縁"を大切に『ミラベラ』以外も含めてJSCと協業の可能性を探りたい」(ブランド事業部ダイレクトマーケティング室)としている」という部分に大いに注目したいと思います。
モデルさんやスタイリストさんなどとの人脈、ターゲットメディアに向けた優れたコンテンツ作りのノウハウを持つ集英社さんと、TV通販というメディアでありながら物販が行える媒体を持つジュピターショップチャンネルさんとの協業が実現すれば、インパクトは大きいのではないでしょうか。今後の展開を楽しみにしています。
« 香港系の婦人靴小売大手・百麗国際が、バロックジャパンリミテッドの筆頭株主に | トップページ | 続・百麗国際とバロックー中国のネットメディアの辛口評論 »
この記事へのコメントは終了しました。
« 香港系の婦人靴小売大手・百麗国際が、バロックジャパンリミテッドの筆頭株主に | トップページ | 続・百麗国際とバロックー中国のネットメディアの辛口評論 »
コメント