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2013年8月19日 (月)

続・百麗国際とバロックー中国のネットメディアの辛口評論

中国の巨大靴小売り企業の百麗国際がギャル系アパレルブランドの大手・バロックジャパンリミテッドの筆頭株主になったというニュースが報じられた後、

8月14日(水)付けの日経MJさんや繊研新聞さんに

バロックジャパンの村井博之社長兼CEOのインタビュー記事が掲載されているのを見て、

記事の内容がバロックさん側の立場から見た一面の真実を克明に記したものであること、そして、今後の中国展開に向けての強い事業意欲をアピールしているものであることは理解出来たのですが、

相手先の百麗国際側の経営陣は会見に同席されていないようで、百麗側の立場に立った取材が不足しているのではないかと、ちょっと疑問に思うところがございました。

先週末に自宅に届いたWWDジャパンさんには、日経MJさんや繊研新聞さん同様村井社長兼CEOのコメントと共に、

「ファッションはニュースだ!!!」というヴォーグジャパン元編集長・斉藤和弘氏とWWD編集委員の三浦彰氏の対談のコーナーの中で、

三浦氏が、百麗がバロックの株の31.96%を約92億円で取得したのは、同社の年商598億円(2013年1月期)を考えると安すぎるという趣旨の発言をなさっておられるのを読んで、

初めてバランスの取れた報道が出たな、という風に私は感じました。

しかしながら、日本語以外の言語でも、当然今回のニュースは報道されております。

先週、中国服装網の中に、

百丽再斥7亿跨界做女装绝佳选择?」(筆者訳:百麗は再び7億を投じて業界をまたぎレディスアパレルへの参入を選択するのか?)→7億というのは、92億円=7.33億香港ドルなので

・・・という記事を見つけました。

この記事のポイントは3つあって、

1)「巴罗克估值两年缩水超四成」(筆者訳:バロックの価値はこの2年で4割の水準に低下している)→記事文中には「与2011年41-58亿的估值来算」(筆者訳:2011年には41〜58億円の価値計算だったという文言があり、7.33億香港ドル÷0.3196÷58億香港ドル=0.3954、つまりは40%弱で、確かに4割の水準にまで下落していますね)。

2)百麗はレディスシューズ事業と、運動靴の代理事業の2事業を営んでいるが、「面对鞋业和运动服饰两大业务增长受困」(筆者訳:靴業も運動服飾業も両方の大事業を伸ばすことが困難な状況になっている)→「2012年百丽年销售额为328.6亿港元,同比增长13.5%,这是百丽上市以来首度突破300亿大关。然而,其经营溢利仅微增2.6%至54.03亿元,为其近5年来增速最缓慢的一年」(筆者訳:2012年百麗の年商は328.6億元で、13.5%増。これにより百麗は上場以来初めて300億香港ドルの大台を突破した。しかし、利益の方は微増の2.6%増54.03億元に過ぎず、この5年間で増加の速度が最も緩慢な1年だった)→なので、業績の拡大のため、新規事業として、レディスアパレルの進出を目論んでいる。

レディスシューズと運動靴を比較すると、より運動靴の方が厳しい、といった趣旨のことが記事には記されております。

3)有識者のコメントとして、「目前服装市场的女装已处于饱和状态,盈利空间十分有限」(筆者訳:目の前のアパレル市場のレディスは既に飽和状態で、利益を得られるところには限りがある)という言葉も掲載しております。

つまりは、「百麗国際はバロックジャパンの株を非常に安く手に入れたが、その背景には、百麗自身の既存事業に成長性がなくなってきた・・・という事情がある。しかし、中国のレディスアパレル市場もレディスシューズ市場や運動靴市場と同じく既に飽和状態で、成功は容易ではないですよ」という趣旨の記事です。

私は、リスクをとって挑戦しようという企業及び経営者の方々は、日中を問わず応援したいという気持ちを持っておりますが、報道に携わる者が「ただ取材先企業の言い分を一方的に聞いてそのまま報じる」というスタンスには同意出来ません。

取引先のため、そして、読者、さらには、お客様=日中双方の消費者、生活者、ブランドのファンのために、敢えて厳しい質問をぶつけるのが、記者の務めではないかという風に思います。そのことが、ひいては取材先のためにもなっていくと思いますので。

また、当たり前のことですが、国際報道に携わる競合他社は、日本国内だけでなく、海外にも存在する、ということを忘れてはならないでしょう。私が見る限りでは、中国は政治や社会問題に関しては報道の自由はない国ですが、ファッションの業界系メディアには日本以上に鋭い視点の記事も数多く報道されているように思います。

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