来店ポイントがたまるスマホアプリ、日本の「スマポ」導入店舗数も700店舗超
前々回のエントリーで中国の来店促進スマートフォンアプリ「店顽(shopplay)」についてご紹介したんですが、
日本の同様のサービス「スマポ」も、着々と加盟店舗数を増やしておられるようです。
9月11日(水)の繊研新聞さんに、「スマポ」を開発運営している(株)スポットライト代表取締役・柴田陽氏のインタビューが掲載されており、
その中で、柴田社長は、
「(前略)サービス開始は11年9月からです。スタート時は2社、5か所からでしたが、現在は90ブランドを超え、今年初めに200店だった加盟店が8月には700店を超えています」と語っておられます。
前々回のエントリーの中で、
「単に来店ポイントがたまるというアプリは、そんなに日本では普及していないですよね」と書いてしまったんですが、大変に失礼いたしました。実店舗をじっくりリサーチしていないのが、バレバレですね。「日本でも現在同様のサービス『スマポ』が急成長中です」に訂正させて頂きます。
来店ポイントに関しては、プラスティックカードをカードリーダーで読み込む方法とか、もっとアナログなやり方だと紙のカードにスタンプを押す形で自社独自で行っておられるケースが多く、他社と一緒に、ということにメリットよりもデメリットを感じられる向きもあると思うんですが、
「スマポ」さんのサイトを見ると、お店側からお客様にメッセージを送れるプッシュ機能があるようで(これが、紙やプラスティックカードとは異なるスマホの最大の強みだと思います)、その機能を使って来店客数を増やすことにつなげた、という例もあるようです。
それともう1つ、前々回の「店頑」のエントリーの中で、「位置情報の機能が働いて」と書きましたが、
今日、「スマポ」の記事とサイトをじっくり読んだおかげで、それが誤りであることにも気づきました。WiFiやGPSではなく、店内に専用デバイスを設置して来店をチェックするので、ただ側まで来ていただけで店内には入っていないケースもカウントするということはないそうです。
中国の「店頑」の説明文の中にも、よく読むと、
「“店顽”的积分奖励设备铺设在各大商户门店内,当您进入“店顽”设备发出的信号覆盖区域,您的手机便可成功接收到信号,即可自动获取奖励。」(筆者訳:“店頑”のシステムは各々の大きなお店の店内に設備を置くことを奨励しており、貴方が店内に入ると、信号が届く区域に行くと信号が発信されて、貴方の携帯は信号をキャッチすることに成功し、自動的に(ポイントを)獲得することが出来ます)と
書かれています。
この部分についても、お詫びして訂正いたします。
日本の「スマポ」のサービスを開発した柴田陽社長は、バーコードで価格比較が出来るアプリ「ショッピィ」や、タクシーの配車アプリなどを開発してこられた方で、webの中で自己完結するタイプのアプリではなく、リアルの問題解決に役立つアプリの開発を得意とする方のようです。
スマホを使った来店促進だと、「LINE@」も今大きく広がりつつありますが、メッセージの文章作成の手間と、割引というインセンティブのことを考えると、押しつけがましさがあまりなく、店内に入ってもらったらあとは自由に見て買ってもらおうという、「LINE@」とは異なる「スマポ」の良さもあるように私は思いました。
さっそく、ダウンロードして使ってみようと思います。
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