北京・西単地区にギャラリー・ラファイエットがオープン
何度か私のブログの中でも建設中の写真をご紹介して参りましたが、
先週末の10月18日(金)、北京一の繁華街・西単地区にフランスの百貨店、ギャラリー・ラファイエット(Galaries Lafayette、老佛爷百货)がついにオープンしたようです。投資額5,700万ドルと、かなり大規模な投資です。
西単地区には、北京で最も繁盛しており、若くファッション感度の高い客層が多い西単大悦城という商業施設があって、ギャラリー・ラファイエットは道路を隔てたその斜め向かいにあります。
商業地としては一等地だと思いますが、中国のサイトなどには、開店日には早速非常に多くのお客様が詰めかけた、との報道が見られますね。
QQ.comには、早速、オープン記念の限定品の数々が紹介されておりますね。
ギャラリー・ラファイエット北京店は、香港のセレクトショップI.Tとフランスのギャラリー・ラファイエット社のフィフティーフィフティーでの合弁で設立されたとのことで、
中国の検索エンジン・百度で検索をかけてみると、I.T傘下のブランドの限定商品ばかりを紹介しているサイトもございました。
一方で、イギリスのロイターズ(REUTERS)のサイトでは
「Galeries Lafayette Beijing store skirts China anti-corruption crackdown(筆者訳:ギャラリーラファイエット北京店は反腐敗取締りを避けている)」とあり、
記事文中では、贅沢な時計を沢山身に付けていた”腕時計の兄貴”と呼ばれているある地方の当局者が、懲役14年の刑に処せられたというエピソードを引用し、
30%の中国人が反贅沢キャンペーンの影響で消費を抑える、と回答しているというCLSAの調査結果が紹介されておりますが、
果てさて、どうなるのでしょうか? 店内の商品構成を見ていないので何とも言えませんが、消費者の健全な消費意欲を政治が抑える、といった不自然なあり方は、いつまでもは続かないのではないかという気がいたしますね。
ロイターズの記事文中には、ギャラリー・ラファイエットは、ジャカルタやドバイにも既に出店済みで、アウトレットも含めて現在世界に65店舗。昨年度の総収入は23億ユーロ(1ユーロ134円換算で3,082億円)と記されています。
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