続・ゾゾマーケット(ZOZOMARKET)ー集客と、手作りC2Cサイトからの流入についてー
昨日のゾゾマーケット(ZOZOMARKET)に関するエントリー、訂正です。
本日12月9日(月)付けのWWDジャパンさんの記事を読んで知りました。「中古品(ユーズド)と並行輸入品はNG」なのだそうです。お詫びして訂正します。
ついでにもう1つ、2013年8月からスタートトゥデイさんの傘下に入り、同社と共にゾゾマーケットを開発・運営していくブラケットの光本勇介社長へのインタビューが、ITベンチャーの情報サイト「THE BRIDGE」に掲載されておりましたので、ご紹介しておきます。
このインタビュアーの方は、私自身がゾゾマーケットについて感じている疑問点について、光本社長に鋭く切り込んで下さっています。
正直、地方の個店さんや、個人(作家さん的な方)、デザイナーや小規模な個性派ブランドの方々が既にリアルで抱えているお客様からの売り逃しがないようにネットショップで売る=オフライントゥーオンライン→チャリーンとゾゾマーケットにお金が入る、という図式は見えているのですが、
これらの出店者さん達にとって、ネット上から新規顧客が取れる=オンライントゥーオンラインの集客導線が、見えないんですよね。
極端にいうと、前者だけならブログに画像だけ載せておいて、お電話で「あれ取り置きしといてくれる?」でも済む話なんですよね、信頼関係さえあれば。
インタビューの中にもキュレーションの話題が出ておりますが、私も現状ではゾゾタウンのサイト内検索プラスこれが肝になってくるように思っています。
ゾゾマーケットさんには、出店者とお客様、双方の期待に背かないように、ぜひオンラインでの集客を強化して頂きたいなと私は思います。
もうひとつ、昨日は書かなかったことについて。
「THE BRIDGE」の記事でもご紹介されている通り、今や、C2C、個人とクリエーターの際にいる方々を対象とするサイトは花盛りですが、
それらの中で10%という手数料は、ハンドメイド品のC2Cサイトのテトテ(販売成約手数料12.6%)、イイチ(成約手数料20%+振込手数料)、クリーマ(成約手数料8.4%〜10%〜12.6%)と比較すると、クリーマで21万円以上売った場合の8.4%という手数料以外だと、ゾゾマーケットの方が有利か同じ条件になっているので、
手作り作家さん達が、「こっちにも出しとこう」と、ゾゾマーケットにもこぞって出店、となるようには思いますが、
テトテさん、クリーマさん、イイチさんは、オフラインでの手作りイベントを各地で主催するなど、リアルでの市場の活性化にも大きく貢献してこられた実績をお持ちです。
「手作りを楽しむ」「作り手と買い手のふれあい」・・・そういう市場と、既存のゾゾさんが持つ、「完成度の高いファッション商品を消費する」という市場とは、相当に違う空気感なんじゃないかなと。作り手も買い手も、若い方もいますが、年代の高い、ネットリテラシーの低い方も多いですしね。
それが、ゾゾマーケットという新しいサイトの登場によって、垣根がなくなり、シャッフルされてまた新しいカルチャーを生み出す・・・それはいいことだと思うんですが、
これから是非共、既存の手作り系C2Cサイトの運営企業さんとはまた違った形で、オフラインなのかオンラインなのかオムニチャネルなのか、作り手と買い手を盛り上げるための企画を打ち出していって欲しいなと思います。
また、出店される方に申し上げたいことですが、ゾゾマーケットのサイト全体のテイストがナチュラル系とか、ウォーム感溢れるものとは異なるクールなものになったとしても、手作りC2Cサイトの中にはしっかりと存在しているような、接客とかコミュニケーションに関する丁寧さ、熱意、迅速さは、やはり必要なのではなのではないかと思います。
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