2014年年頭所感あれこれその2ーファッションの定義を狭く限定しないこと
年明け早々、怒濤の日々が過ぎ去り、3連休まっただ中なんですが、今夜深夜の便で香港に出張いたしますので、
2014年の年頭所感をもう少し書き進めておこうと思います。
世の中全般ではなく、ことファッション業界に限っていうと、元旦号の繊研新聞さんが指摘しておられた通り、「ファストファッション+ユニクロ、しまむらの影響が益々拡大する中で、日本のその他のアパレルや地方の個店などがどういう立ち位置を取るか」ということにつきると思います。
正直、「ZARA」や「H&M」「フォーエバー21」が進出していない地方というのはまだまだ多いと思います。私の故郷の岡山でも、イオンモール倉敷で今売れているファッションブランドさんであっても、もし館内にファストファッションの大型テナントが入ってきたら売り上げ的に大なり小なりの打撃を受けるのは必至だと思うんですよね。
日本企業が勝ち残るためのキーワードは、引き続き、「ライフスタイル」と「オムニチャネル」だと思います。
ファッションの定義を狭いところに限ってしまわず、お客様の目線に立って、商品、売り場を開発する、そしてブランドやショップ、商品のストーリーや価値を伝えるために、リアルだけでなくネット上も含めてお客様とのコンタクトポイントを増やすことが大切なのではないでしょうか。
日本の中堅企業や中小、個人の方々が世界の巨大企業に対抗するには、「あれもこれも」では不可能なのではないかと思います。絞り込んだ領域の中で深さを出すこと。そして、画一的でないサービスやコミュニケーションを工夫することが大切なのではないかと思います。
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