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2014年2月24日 (月)

地方出身企業ならではの戦略ー地方路面3店からスタートするクロスカンパニーの「コエ」

今日2月24日(月)付けの繊研新聞さん、WWDジャパンさんなどに掲載されていた

クロスカンパニーさんが今年秋から開始予定の新ブランド「コエ」の記事を読んで、

商品生産での人権・労働環境・地球環境配慮を徹底管理する「フェアファッション」という考え方を持つと同時に、

このブランドを日本と海外の双方で展開し、2020年度には年商1,000億円、長期的には1兆円を目指すという高い数値目標を掲げておられるということに、

驚嘆された方も多いのではないかと思います。

WWDジャパンさんには、このブランドを立ち上げるに当たって、同社の石川康晴社長がファーストリテイリングの柳井正社長のもとを訪ね、「叱咤激励を受けた」というエピソードが紹介されていましたが、

並々成らぬ覚悟の上でのことなのだろうと思います。

記事の中には、幾つか注目すべきところがあるように思ったのですが、

たぶん、ファッション業界の方の目から見て、一番「おやっ」と思われたのは、

初年度の2014年の出店が、静岡、新潟、岡山などの地方都市の住宅地(路面店)になっていた点ではないかと思います。

都心のファッションビルか、準郊外のショッピングセンター辺りから始めていくのが王道だろうと思いますが、

記事に掲載されていた売り場面積660平方メートル以上というのは、ちょうど、青山商事さんとか、はるやま商事さんのロードサイドショップの面積くらいで、

こういう物件(もちろん、充分な数の停車しやすい駐車場もついている)が、結構居抜きで手に入り易いということが、地方都市岡山に根を張っておられる石川社長には肌感覚でわかっておられるんだろうと思います。

1店舗当たりの年商目標3億円は、月商におきかえると平均2,500万円。仮に平均客単価を9,000円とすると、1か月30日間、午前10時から午後8時まで営業するとした場合、1時間当たり9.26人にお買い上げ頂けば目標達成、ということになりますが、これは、少なくとも岡山市や倉敷市ならば、十二分に可能な数値だと私は思います。

商品のテイストがどのようになるのか、トラッドベースの「コーエン」さんとか、よりベーシックな「ユニクロ」さんのような幅広い年齢層が取り込めるものになるのか、レディスとキッズはもう少しフェミニンよりなものになるのか、その辺に大いに注目したいと思いますが、

一番気になったのは、キッズの構成比の高さと、価格の高さです。

構成比の高さは、少子化で力を入れる企業さんが減っているので敢えてその逆を行って特徴を出すという意味でも、また、家族の絆を大切に、というメッセージを込めるという意味でも、逆に面白い部分でもあるように思いますが、

「シャツ3,900円」というのは、例えばF.Oインターナショナルさんなどの凝った楽しい商品の価格と比べても、明らかに高いな、という感じがするのですが、いかがでしょうか?

それと、これだけの思いがこもっており、背景のあるブランドさんなので、立ち上げの段階から情報発信も販売もネットを活用して積極的に行っていってほしいなという気がいたします。

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