ロフトへのオーマイグラス出店がショールーミングへの積極的取り組みの好事例となるか?
今日8月18日(月)付けの日経ビジネスオンラインさんに、興味深い記事を見つけました↓↓↓
◆「もう、ネットだけやっててもダメ」EC発、「リアル店舗革命」の号砲4/4ページー日経ビジネスオンライン
ショールーミング(売り場がネットショップのショールームのようになること)に関して言うと、自社店舗と自社ECサイトの間では、売り上げを他所に取られてしまうという話にはならないので、むしろ、きっちりECサイトを構築し、商品データベースや顧客データベースも一元化して、ネットショップと実店舗の両方でブランディングやマーケティングのシナジー効果を上げていけばよいので、ファッション業界内でも前向きな捉え方がされていると思いますが、
実店舗とECサイトの運営者が異なる場合(例えばショッピングセンターという実店舗と、EC専業企業が運営するネットショップ)では、利害が相反する・・・というのがこれまでの状況だったと思うんですが、
この記事に掲載されているような、ロフトさんがネットショップのオーマイグラスさんに"送客した"お客様を特定できる仕組みを整え、ロフトさんの売り場で同社の商品を見たことがきっかけになってオーマイグラスさんで購入したケースに関してもオーマイグラスさんがロフトさんに歩合を払う、という方法は、
実店舗側が懸念している、「ショールーミングのせいで売り上げが落ちる」という問題に対する一つの明快な解決策になっていると思います。
但し、この事例に関して言うと、オーマイグラスさんの知名度がまだまだで、なおかつ企業規模的にも中小企業という立場であり、実店舗と組むためには歩合を払うといったコスト負担は発生しても仕方がないと思っておられるから、ウィンアンドウィンの関係になれたような気がします。
実店舗側もネットショップ側も強者同士だど、コトはそう簡単には行かないんでしょうね、きっと。
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