手間隙の割に利益少なく、売り手に対し買い手が少ない?ー高級ブランド中古EC「ザ・リアルリアル」の日本撤退
(お陰様で、まだ痣は残っておりますが、昨日でほぼ足の痛みはなくなり、元気に歩き回れるようになりました。ご心配&ご迷惑をおかけしました)。
繁忙期に見落としていたニュースを、今週号の日本ネット経済新聞さんで発見↓↓↓
正直、日本には昔から質屋さんもございますし、実店舗系の有力なブランド買い取り店もあり、さらにはネット上ではヤフオクや、手軽に利用できるフリマアプリ、ZOZOTOWNさんのZOZOUSED、さらにはブランド買取の専門サイトとして先行する「ブランディア」など、競合がひしめいております。
{特に、BEENOS(旧ネットプライス)グループの(株)デファクトスタンダードさんが運営する「ブランディア」は、非常に早い時期からこの事業を立ち上げ、ユーザー目線でかゆいところに手の届く良いサイト、良いサービスを作り上げてきているように私は思います}。
撤退の理由は、
委託のフラッシュセール+買い取り、という仕組みの複雑さが、確かに売れたときの取り分の多さは魅力的ではあるものの、利益率が一般的な中古ビジネスよりも低くてやっぱりしんどかったということと、
今の日本では、売り手に対し、買い手が少ない(特に所得の高い層は、高級ブランドの中古品にはあまり興味がない)、という状況になっているからなんでしょうか。
加えて、最初に書いた通り、競合過多&競合が強力なので、早々と見切りをつけたのかな、という印象です。
敗戦処理対策ですが、買い手に対しては、本家アメリカ版のサイトのサブドメインを日本向けにして、そちらに誘導し離脱を多少なりとも止めるようにしていて、良いご対応なのではないかと思います。
http://japan.therealreal.com/
アメリカ版で日本からの受託販売も受けることを検討中との報道もございましたので、(個人というよりは業者さんっぽい立場の皆様向けかもと思いますが)、続報を待ちましょう。
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