2015年11月台湾レポートその1ー韓国イーランドの「SPAO」「MIXXO」が上陸していた
台北市内を回っていて気づいたんですが、
日本の原宿に似た雰囲気で、セレクトショップが集積している東区という場所のちょうど入口に当たる忠孝教化駅近くにある、微風忠孝というファッションビルの1Fに、
韓国の大手ファッション企業・イーランドが展開する「スパオ(SPAO)」「MIXXO(ミッソ)」が出来ていました。
皆様ご承知の通り、日本からは今年の3月に完全に撤退してしまいましたが、「台湾には今年の7月に進出、この店舗が1号店なのだ」とショップの入口に立っておられたガードマンの男性が言っていました。
元々、トラフィックの非常に多い場所(ちなみに、隣が「ZARA」、忠孝東路という台北のメインストリート、交通量の多い大通りを隔てた向かいが「ユニクロ」、その隣が「forever21」)だからということもあると思いますが、非常に多くのお客様で賑わっており、商品もよく売れていました。
中でも特に、ストレートなアメリカンカジュアル、カレッジファッションを訴求している「SPAO」のメンズが10代後半から20代前半の若い男性に人気のようでした。
「MIXXO」の方は、「SPAO」よりも少しお姉さんの世代、OL層を狙ったフェミニンなファッションなんですが、パンツのシルエットが日本で流行っているガウチョパンツやワイドパンツではなくて、細身で9分丈のものを中心に打ち出しているのが面白いなと思いました。
「SPAO」も「MIXXO」も、正直、日本に進出していた頃と変わらず、やっぱり商品のクオリティ的にはイマイチだなと思ったんですが、円安が堪えたはずの日本とは異なり、例えば、Tシャツは日本円換算で1,000円以下となるなど、「価格が安いな」と感じました。
蘋果日報という現地のネットメディアの記事によると、「台湾は韓国に比べて関税が低く、そのため一部の商品は韓国に比べて価格が8%安い」のだとか。
「SPAO」と「MIXXO」を見た後、東区のセレクトショップ、路面店を見て回りましたが、2年前と同じく、韓流ファッション旋風が吹き荒れていました。
というか、レディスだけでなく、メンズのショップも韓国ブランド中心の品揃えになっているところが増えていました。看板には「日本」と書いてあるのに。やっぱり東大門に頻繁に通って仕入れれば安くて感度の良い商品が手に入るからなんでしょうね。
セレクトショップに混じって、台湾のアパレルさんのオンリーショップも時々見かけたのですが(こういうショップは「since 2003(何年設立)」とブランドロゴの下に書いてあったりします)、商品の個性という点では、やはり韓国に軍配が上がるかな、という印象です。
価格のことももちろんあるんですが、日本に足りないのは、個性、商品の楽しさなんじゃないかな、ということを、東区を歩いているとふつふつと感じます。
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