ヒンカリンカはヒカリエに続くスマッシュヒットーー東急プラザ銀座
時間のあるうちに、ショップ巡りを続けていきます。
本日は、数寄屋橋交差点、モザイク銀座阪急跡地に今年3月にオープンしたばかりの、
東急プラザ銀座に行って参りました。
土曜日の午後、GWのラスト2日、ということもあってか、まだまだ開店後の賑わいが続いているような雰囲気でした。
1Fと2Fを2フロア使って展開されているラグジュアリーブランドが、それぞれが独立した店舗のようになっていて、行き来が出来ないのがちょっと不便かな(日本人の上顧客相手にはこれがよい形かもしれませんが、海外の富裕層で買い回りをされたい方には?かも)と思いましたが、
他の商業施設や百貨店と差別化されたMDで、よく練り抜かれているように感じました。
特に3Fから5Fの東急百貨店さんの編集売り場、ヒンカリンカがいい感じですね!雑貨中心の品揃えになっていて、思わず衝動買いをしたくなるような楽しい売り場です。
この売り場は、渋谷のヒカリエに継ぐスマッシュヒットではないかと感じました。
東急プラザ銀座のある場所は、銀座といっても銀座の中心ではなく、有楽町とも微妙に異なる数寄屋橋で、必ずしも立地に恵まれているとは言えなかった場所のように思います。
銀座有楽町エリアは、銀座三越、銀座松屋、阪急メンズ東京などの百貨店や、駅ビル系の有楽町ルミネ、ファッションビル(業態的には正確には割賦百貨店ですが、MD的には私はそう思っています)の有楽町マルイなど、競合が目白押しです。
なのですが、有力セレクトショップを軒並み揃えた有楽町ルミネとも、銀座の百貨店とも異なるMD、個性が出せているので、日本人のお客様はコンスタントに取り込んでいかれるのではないかという気がします。
熱量のある、楽しい売り場です。
とはいえ、ルミネや丸井のカードの10%引きのパワーとか、三越伊勢丹グループの5%からスタートするポイントカード(次回からすぐ使えるという即効性もあります)のパワーにはあなどれないものがありますし、
今日見た限りではロッテのデューティーフリーショップが閑散としていましたが、
銀座地区の百貨店のラグジュアリーブランドほどのパワーが1F2Fのブランドやセレクトショップ群にはないように思うので、インバウンドの方が何らかの組織的な取り組みを必要としているのではないかという気がいたしました。
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