持たない暮らし、ミニマリスト的生き方は「暮らしの民主化」なんだと思う
インスタグラム(Instagram)の普及以降その傾向が顕著なと思うんですが、
ファッション(衣)、食に続いて、
ネットでインテリア、収納など住についても発信する人達が増え、
(日本ブログ村の「ミニマリスト(ミニマムな生き方/持たない暮らし)」ランキングをご参照下さい)
持たない暮らし、ミニマリスト的な生き方を標榜する方々の塊が目立つようになりました。
実は、私も生活のほぼ半分は昔から完ぺきにミニマルで、
洋服や靴、バッグ、アクセサリーなどのファッションに関する物と、
書籍以外の物は、
本当に必要最小限の物しか持っていないーー(理由は、お金がないのと、余計な物が無い方が管理や掃除が楽だから)ーーというライフスタイルなので、
そういう方々が言わんとされることがある部分ではとても良くわかるところがあります。
余計な物がなく、手入れの行き届いた住まいの画像を見るにつけ、思うのは、
「これぞ"ファッションの民主化”に続く、"生活、暮らしの民主化"現象だな」ということ。
高い家具や調度品などを買いそろえるにはお金がかかりますし、そういう物を置く広い家も必要ですが、
ミニマルさ、整理整頓が出来ているかどうか、掃除が行き届いているかは、所得の高い低いにあまり関係なく、努力次第で誰でも達成感を味わえることだと思いますので。
といいながらも、気に入った家具とか、調理道具などの1点買いにはお金を惜しまない、という、昔にはなかった傾向も見られて、
やはり今の時代は、ファッションやコスメにのみ皆の関心が集まっていた時代とは異なり、食、住も含め、生活全体の水準が上がり、バランスが取れて来たんだ、ということなんだろうと思います。
持たない暮らし、ミニマリスト流行りの背景には、ネットの普及(かつては人前に見せるということが考えられなかったプライベートな空間も含め、発信、シェアが当たり前になった)ということ、マイナス金利時代でお金が貯まりにくい時代になったということと合わせて、
共働きが当たり前となり、家事にも買い物にも時間がかけられない、常に時短ということを意識して生きている人が増えたから、ということがあるように思います。
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