2016年末に思う--新しい芽はヤングから生まれる
2016年も今日を入れてあと1週間で終わりですね。
インバウンドの爆買いが去った後のファッション業界にとっては、リーマンショックの直後以上に、非常に厳しい1年だったように思います。
従来型の考え方、やり方が通じなくなり、お客様の大きな塊が価格に対して価値が高く、オムニチャネルで情報発信とファン作りをしっかり行っているユニクロ、ジーユー、MUJI、ロープライスSPAやセレクトショップなどの限られたブランド、ショップに集中しているように見えますが、
今年、ヤングの圧倒的な支持とSNSの力で、ピコ太郎や「君の名は。」が大ヒットしたように、
新しい時代の芽はやはりヤングが生み出していくように私は思っています。
よりパーソナルな、個の欲求、個の趣味、個のスタイルに合ったファッションを提供、あるいは消費者と
一緒になって創造する仕組み。そして、小さくとも趣味や思いを同じくする作り手と買い手のコミュニティ。
2017年もコスパの高い商品はビッグカンパニーで買って賢く着回すという流れは変わらないでしょうが、ファッションテックの発展が育む個に即した新しいカタチのファッションビジネスの胎動に期待しています。
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