謹賀新年2017--過去と訣別し目の前の今のお客様を見つめることからしか商売は始まらない
明けましておめでとうございます。
東京の三が日は、お天気も良く、日差しも暖かく、良いお正月でしたね。
今年は人生で二度目の、東京での年越しでした。
今日、渋谷109に行って、バーゲンの様子を見つつお買い物をしてきましたが、
ピュアヤング、ヤングのマインドはそんなに悪い感じではなく、「マルキューさんは復調されたな」という風に私は感じました。
確かに、1999年に私が上京したばかりの年からゼロ年代前半、東京ガールズコレクションが始まった2005年頃などに比べると、
売る側も買う側も完全に普通っぽくなっています。
が、今のマルキューさんは、そこまでテンション高くオシャレに気合いが入ったギャル系女子のための売り場ではなく、普通の女子中学生、高校生〜女子大生、社会人になりたての子達がお買い物をする場に変わったんだな--今日はその空気感を実感しました。
一時期ブランド側もカリスマ店員がガールズプロデューサーとなってどんどん大人化した業態開発を進めてこられましたが、時代がひと回りして、「ピュアヤング&ヤングのための館」であることが再確認されたのだと思います。その間に来たインバウンドの波も、その館の特徴を押し出すことを後押しした。
考えてみたら、1979年生まれの 、マルキューブーム全盛の時代にショップスタッフだった方は、今年2017年には38歳。仮に24歳で結婚し25歳で出産していたとしたら、子どもさんは13歳で、女の子ならばマルキューデビューするくらいの年齢です。
一体私達はいつの時代の何と比較して「悪い、悪い」と言っているんでしょうか。私の周りの20代には、失業率も低く、超売り手市場で、就職面での男女差別もなくなっており、先々をどう考えるかを別とすれば、結構「ハッピー」という人たちが多いですけどね。
一刻も早く過去と訣別し、2017年の今、この時に目の前にいるお客様をしっかりと見つめることからしか商売は始まらない。それができるかどうかが、企業さんにとっては1番大切なことなのではないかと思います。
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