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2008年2月11日 (月)

【ポッドキャスト】話題性十分、実はボリュームも厚い手堅い品揃えー阪急百貨店メンズ館ー

皆さ~ん、大変お待たせ致しました。2008年2月1日にオープンしたばかりの、阪急百貨店メンズ館のレポートです。

ポッドキャスティングの中で触れなかったんですが、3Fの「ジェントルメンズスタイル」のフロアが唯一、価格帯が高くしかもアダルト向けの品揃えになっていて集客が懸念される部分なんですが、このフロアの真ん中に、「ブックストア&カフェ・ザ・ロビー」を設けておられるのは、なかなかうまい店づくりだなと思いました(但し、ブックコーディネーターに依頼されたサブカル本の集積は、ちょっと見え見えっぽくて、さくら的にはもう飽きちゃったな、という感じなんですけどね・・・笑。もう少し、理系本とか、スポーツの本とか、切り口が違ったものも入れられてはどうでしょうか?)

もう1点、ポッドキャストの中で、お兄系メンズブランドのいわゆる「バッボブ」さんの正式な名称が「バッファローボブズ」なのか、「バッファローボブス」なのか、という話を出しましたが、やはり、「バッファローボブズ」が正しかったですね。念のため、「バッファローボブズ」さんの公式ホームページをご紹介しておきます。

では、まずはお写真から。

その1:梅田名物、「HEP FIVE」の大観覧車

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その2:少し離れたところから写した、阪急百貨店メンズ館の入り口

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その3:もっと近づくと・・・。

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その4:5Fの「ルイス」で買った「GRIGIO」のTシャツ。プリントの上に文字が刺繍されております。1万円でちょっとおつりがくる値段だったかな?

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それでは、ポッドキャストをどうぞ。お時間は、16分強です。

「2008_02_11_13_02.mp3」をダウンロード

2007年10月 8日 (月)

早くも成功の手ごたえアリか!?ーエキュート立川ー

皆さ~ん、展示会も無事終わりましたので、久々のポッドキャストをお送り致します。

10月5日(金)に第一期オープンしたばかり、出来立てホヤホヤの、JR立川駅の「エキュート立川」を見て参りました。ちなみに、第二期オープンは来春のようです。

ポッドキャストの内容について、訂正及び補足がございます。

まず第一に、始まるや否や、「私が立っているのは北口側」云々しゃべっておりますが、こちらは、南口の誤りです。岡山県人の感覚で、南=繁華街のある方、という思い込み&方向オンチで、大変に失礼致しました(^^;;

第二に、「サブカル系の書籍が充実しているオリオン書房さんによる書店」の店名は「PAPER WALL」、そして、この書店はプロデューサーが山本宇一さんなんだそうです。成程、納得という感じでしたが。

サブカルと言えば、ポッドキャストの中ではご紹介致しませんでしたが、ナガオカケンメイさん率いるD&DEPARTMENT PROJECTの新ブランド、雑貨と家具のショップ「D&MODELS STORE」と、カフェ「D&COFFEE」も3階にございましたよ。カフェのテーブルの上には、『VOGUE』のような洋書がうず高く積まれておりました。1人でも豊かな時間を過ごせそうです(^^)

第三は、エキュート大宮同様、食品ゾーンの核店舗は高級スーパーでした。ただし、大宮の「いかりスーパー」に対して、立川は「紀伊国屋」になっていましたが。

最後に、東日本旅客鉄道(株)と(株)JR東日本ステーションリテイリングが発表しているニュースリリースから、気になったデータを少しご紹介しておきますと・・・。

JR立川駅の1日平均乗降客数 152,974名(2006年、JR東日本管内第15位)

エキュート大宮 売場面積2,300平米 店舗数69店 年商92億円

エキュート品川 売場面積1,600平米 店舗数46店 年商66億円

エキュート立川 売場面積4,300平米 店舗数82店 初年度売上目標40億円、

          年間100億円目標

面積が大宮の倍近い訳ですし、いつも立川に行った折に感じる「人がとにかく多いな」という印象から言っても、「100億」という目標は、手堅い数字のように私は思いますね。

今日は本当に、2階の食品ゾーンのテナントさんのパワーをひしひしと感じました。少しお値段が上がっても、よい原材料を使ってこだわって作った美味しいもの、パッケージングや店舗のVMDも含めて、感性の高いもの、良いものを提供しようという、出店者の方々の業態開発、商品開発への意欲がみなぎっていて、見て楽しい、食べると本当に美味しいものばかりで超満足、という感じです。

社会の成熟化に合わせて、「量は少なめ、でも味も良く、価格も少し高く」という方向に、食品業界は一気にシフトしつつあるように思います。ホント、世代や性別、所得の高低で分断されてしまうファッション業界(但し、あと20年~25年経って団塊ジュニアが60代を迎える頃には日本もヨーロッパに近い感じ、20歳以上はノンエイジになっているかもしれませんが)と違って、食の世界は親・子・孫の三世代で共有できるから強い。

これから10年から15年の間、団塊の世代の体力が弱まってくるまでは、間違いなく「食」の時代は続くように感じましたね。

では、まずお写真からどうぞ。

その1:JR立川駅の南武線のホーム。降りたら北口に向かわず、南口か西口方面へどうぞ。

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その2:エキュートの2階は、改札内と改札外で展開されていて、厳密にいうともう半分以上は「エキナカ」ではなくなっている。この辺りは改札の中。

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その3:この改札を抜けると・・・。

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その4:その南側にも売り場。

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その5:駅の自由通路に抜ける出口をパチリ。

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その5:クルリと背を向け、反対側には駅ビル「グランデュオ」の入口が。

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では、ポッドキャストをどうぞ。お時間は12分強です。

「2007_10_08_14_16.mp3」をダウンロード

2007年9月10日 (月)

過渡期の売り場?でも、男のライフスタイル全般への目配り光る伊勢丹新宿店メンズ館8階リニューアル

皆さ~ん、月曜の夜ですが、久々にポッドキャストをリリースします。

と言っても、吹き込んだのは昨日夕刻ですが。私物のお買い物を兼ねて、9月5日(水)にリニューアルしたばかりの伊勢丹新宿店メンズ館8階を見て参りました。

実は・・・トム・ブラウンのプロデュースしている「ブルックス・ブラザース」の「ブラック フリース」のレディスの、素材感とサイズをこの目で確かめたく、居てもたってもいられず、というものあったんですが、勇み足で、まだ売り場はオープンしておりませんでした(^^;; 

メンズの方は、さすがに上質な素材、非常に品の良いチェックで感動致しました。プライス的にはブリッジゾーンですが、昨今のヨーロッパからのインポートに比べるとかなり値ごろ感がありますね。

正直、レディスの「マックス・マーラ」なんかも本来の価値感より2割から3割高、という感じを受けるご時勢なので、アメリカ発のこの新ブランドにとっては追い風なのではないでしょうか?

では、まずはお写真から。今回は2枚だけ撮ってみました。

経営統合する2社が向かいあう新宿、というテーマで。三越さんの新宿アルコットさんと・・・。

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伊勢丹新宿店さんです(メンズ館ではなく、本館の正面玄関です)。

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では、ポッドキャストをどうぞ。お時間は10分強です。

「2007_09_09_18_13.mp3」をダウンロード

2007年8月 5日 (日)

ライフシーン、家具インテリアのコーディネート提案の多さに脱帽ーイケア(IKEA)船橋店ー

さてさて、お待たせ致しました。イケア(IKEA)船橋店のレポートです。

写真は、訪問当日の8月3日(金)夜にケータイで撮影。ポッドキャストは、今日のお昼過ぎに自宅で吹き込みました。

イケア、皆さんブログなんかに書いておられるんですが、何故ネット通販を始められないんでしょうね。これは、非常に不思議なことなんですが、多くの方が指摘しておられる通り、カタログの制作、同社独自のフラットパックによる梱包や、配送、要望があった場合の家具の組み立て等の体制が完備されているので、いつ参入しても大丈夫な状況下にあるのではないかと私も思います。

では、まずお写真からどうぞ!

その1:JR南船橋駅前から撮影したIKEA船橋店。午後7時10分頃なので、かなりピンボケしておりますが(^^;;

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その2:IKEAの隣は、駅前だというのに、草ぼうぼうの空き地。

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その3:看板その1

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その4:看板その2

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その5:午後8時20分頃、お買い物を終えてから、もう一度お店の外観の一部を撮影。

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その6:午後8時30分、南船橋駅の改札。

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それでは、ポッドキャストをどうぞ。お時間は約17分です。

「2007_08_05_12_55.mp3」をダウンロード

2007年7月 1日 (日)

ロープライスカジュアル全盛を実感ー横浜バーゲン模様ー

お待たせ致しました。ポッドキャストをお送り致します。

昨日7月1日(土)の午後、バーゲン2日目もしくは立ち上がりを迎えた横浜地区の商業施設と、そこに集まっておられるお客様の様子を見た感想です。

衣料品に関しては、盛り上がりに欠けた今春夏商戦。猛暑が予想されるこれから7、8月の時期をどのように乗り切っていくのか、バーゲンはその前哨戦ですが、プロパーに強い企業さんがやはりバーゲンにも強い、昨日はそんな当たり前のことを痛感しながら売り場を回りました。

では、まずお写真からどうぞ。

京急線横浜駅北口。

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モアーズ入口。シップスさんや、フレディ&ノーリーズなんかが入っています。

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CIAL。横浜駅近辺の商業施設さんの中では、一番客層が若く、なおかつミセスにも人気です(価格的に安いものが多いので)。

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有力セレクトショップが軒を並べるルミネ。

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横浜駅東口地下街のポルタ。こちらでは地元の専門店さんも頑張っています。

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横浜そごう。事実上のエントランスフロアは地下2階で、夕方になると、食品売り場の混雑は凄いです。

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丸井横浜店。靴、サングラス、ゆかた、水着など、グッズや季節商品などの集積がきちっと出来ており、バーゲン中もそういう商品目当てに来客しておられる方が目立ちました。

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それでは、ポッドキャストをどうぞ。お時間は15分強です。

「2007_07_01_19_33.mp3」をダウンロード

2007年6月25日 (月)

7階丸の内ハウスは秀逸ー新丸ビルー

さてさて、本当は昨日アップするつもりだったんですが、ついつい転寝をしてしまいましたので(^^;; 本日お披露目させて頂きます。今年4月27日にオープンした新丸ビルをレポートさせて頂きましたポッドキャストです。

このビルの特徴は、店舗面積約16,000平方メートルのうち、レストランゾーンの約4,300平方メートルプラス、山本宇一氏プロデュースによる7階の「丸の内ハウス」約1,200平米の合計が約5,500平米と、全体の3分の1強の面積を飲食に割いている、というところにあると言えます。

このゾーニング、テナントリーシングは、デベロッパーの三菱地所さんが地域特性を十二分に知り尽くしており、なおかつ綿密なマーケティングを行った結果で、飲食に関しては現状では非常に成功しているのではないか、というのが、私の感想です。

一方、ファッションのゾーンは、正直言って今は見学気分で来街した方に買いやすい商品、接客を行っているところの実績が先行しているのではないか、と言う感想です。ここ最近の話題の商業施設が開店した直後の状況と同じですね。1年程度を経過し、本来の客層が落ち着いて来店できるようになってからが本当の勝負になるように思います。

大丸さんの増床は、東京駅近辺の商業施設にとっては、マイナスではなくプラスに働くのではないか、というのが私の予想です。

では、まずお写真からどうぞ。

写真その1:東京駅の丸の内北口改札。

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写真その2:駅の北側、向かって左手の丸ビル。

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写真その3:丸ビルの右手には、新丸ビル。

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写真その4:駅前の横断歩道を渡る前に、新丸ビルの6階から下をまずパチリ。

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写真その5:横断歩道を渡って、エントランスの前でもう1枚。

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写真その6:新丸ビル7階「丸の内ハウス」から南側、東京駅方面を望む。建ちかけの大丸新館(上にクレーンが載っている建物)が見える。

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写真その7:「丸の内ハウス」のテラスはこんな感じ。本当に気持ちよい空間で、おススメです!

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それでは、ポッドキャストをどうぞ。お時間は12分強です。

「2007_06_23_18_27.mp3」をダウンロード

2007年6月 4日 (月)

メンズのMDにはポテンシャル有り、地下鉄13号線開通に向け意欲見せる高島屋新宿店

(今日はもう1つエントリをアップしておりますので、1つ下の欄からお読み下さい)。

今日のポッドキャストは、高島屋新宿店さんを取り上げてみました。

4月19日のリニューアル後、初めてお店に足を運んだのですが、6月3日の今日の時点で、このリニューアルが成功だったのか失敗だったのかを論じるのは、早計ではないか、というのが私の考えです。

総体的に百貨店業界は厳しい環境に置かれていて、どの程度の成果を成功とみるのかについても、議論はあると思いますし。

こちらのお店の場合も、新宿地区の4番店ということで、特にレディスに関してはブランドさんとの交渉は厳しかったのではないかということも推察できます。

しかし、4階から9階までのフロアを、「オム・メゾン」「ファム・メゾン」に2分するという思い切った試みの結果、特にメンズの品揃えが思いの外充実している、と言うことを世間に知らしめた効果は、世の男性達が年々お洒落度を増している今、かなり上がってくるのではないかと私は思いました。

大手アパレル系のオジサンスーツブランドの大箱はないんですが、自主編集、ヤングーヤングアダルト向け人気ブランド、セレクトショップ、インポート、オーダー、雑貨で、百貨店さんの客層にはこれでもう十二分に対応出来ている感じが致します。

このお店の残念なところは、東急ハンズさんのお客様の多くが高島屋さんには足を運ばず帰ってしまっているように見受けられるところなんですよね。せっかく55,000平米もの売場面積を有するのだから、ワンフロアくらい、ヘルスアンドビューティーとか、体験型の趣味カルチャーのコーナーなど、「コト消費」に関する売り場もあっても良かったのでは?という気がします。

では、まずお写真からどうぞ。

何故か地下の中央東口に出てしまった。

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地上に上がってルミネ・エストのショーウインドウをパチリ。この奥に今春から入った「ローズ・バッド」が目茶目茶お客様を集めていた(さくらも、好きです)。

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高島屋新宿店。改装後は「タイムズスクエア」という呼称は止めてしまったのかな?

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1階の入口。このお店の場合は、JR新宿駅とつながっている2階もエントランス・フロアである。

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では、ポッドキャスティングをどうぞ。戸外で吹き込みましたので、一部お聞き苦しい点がございますがご容赦下さい。お時間は15分強です。

「2007_06_03_20_13.mp3」をダウンロード

2007年5月14日 (月)

南青山見て歩き(2007年5月編)

(今日はもう1つエントリをアップ致しましたので、1つ下の欄からご覧下さい)。

さて、お待たせ致しました。今週のポッドキャストは、気が向いた時に、時折お届けしております(笑)、南青山界隈のリポートです。

六本木の東京ミッドタウンですとか、新丸ビルのオープン、高島屋新宿店さんや西武百貨店渋谷店さんなどのリニューアルなどのラッシュが都内では続いておりますが、お洒落ピープルが仕事でも往来することの多い南青山では、やはりそれなりにお金は落ちていっているなというのが、私の印象です。

有力ショップさんに置かれているもののうち、個人的に気になったブランドなんですが、1つはラブレスさんの「ヨシオクボ」(展示会時の写真がOC-Xさんにアップされておりましたので、ご覧下さい)。

こちらのブランド、WWDジャパンさん情報によりますと、レディスも次シーズンから立ち上がるようで、今、伸び盛りといった感じがございますね。

それから、ディエチ コルソコモ・コムデギャルソンの「シャルル・アナスタズ」。

このブランド、英語で検索をかけてもあまり情報はネット上にも見られないんですよね。決して売れっ子、という感じにはなっていないんですが、独特のアヴァンギャルドな毒気がギャルソンさん好みなんだろうという気がします。

今日はお写真は1枚だけ(笑)。みずほ銀行の反対側の角から、「コム・デ・ギャルソン」や「ラブレス」などがある通りに向かって写しました。車2台がちょうど交差点のど真ん中に来ていて、ちょっとわかりにくいと思うんですが。午後4時過ぎの画像です。

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では、ポッドキャストをどうぞ。お時間は、15分強です↓↓↓

「2007_05_13_21_52_1.mp3」をダウンロード

2007年5月 6日 (日)

コスメ、高感度な品揃えにはパワー有り、ターゲット層以外の客層への配慮が今後の課題かー西武百貨店渋谷店ー

皆さーん、連休最後の1日、いかがお過ごしでしたでしょうか?

私はこのお休みは、久々に本も沢山読めましたし、ゆったりと過ごすことが出来てリフレッシュ致しました(^^)

明日からは頑張ってまた働こうと思っておりますが、ブログも出来る限りしっかり更新して参りますので、良かったら是非引き続きご覧下さい。

さて、新店やリニューアルラッシュの今春、まだまだチェックできていないお店は多いのですが、今日は夕刻に、3月2日に改装オープンされたシブヤ西武さんに雨の中チラリと立ち寄って参りました。

◆西武百貨店渋谷店公式ホームページ

◆2月8日付けシブヤ経済新聞記事「『シブヤ西武』リニューアルの詳細を発表ー自主編集強化へー

ご承知の通り、ミレニアム・リテイリンググループはセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入りましたので、これからの攻勢に期待したいところなのですが、既に様々なところで報道されている通り、自主編集売り場もメーカーさんの力を借りている部分がまだ多いですね。

自主編集の良し悪し以前に、ポッドキャストの中でも話したのですが、さくら的には少し客層を絞り込みすぎておられるのではないか、というのが、気になるところでした。

今、百貨店さんは、こぞって富裕層や新富裕層の取り込みに走っておられますが、本当にそういうお客様だけを対象にしてしまって、果たして成り立つのか、というところは、よくよく分析してみる必要があるように思います。

西武さんの売り場の中で気を吐いておられたのは、B館の3階、4階の「コム・デ・ギャルソン エディテッド」でしたね。ギャルソンさん流の、セレクトショップ的な品揃え、見せ方になっていてこれは時流に合っているように思います。

サービス面に関しては、西武さんは特にメンズの売り場の挨拶や接客は素晴らしかったです(元々メンズに強い企業さんですからね)。また、渋谷区、目黒区、世田谷区ならば、午後1時までに購入した商品は午後5時から9時までの間に送料525円で届けてもらえる、という、嬉しいサービスもございます。

ともあれ、売り場は生き物。VMDを変えるだけでも、すぐに成果は上がってきます。同店の改装に関しては、初年度売り上げ目標は115%増の600億円と手堅く立てておられると思いますし、立地的には恵まれておられるので、これからの益々の伸長に期待したいと思います。

ではまず、お写真からどうぞ。

その1:JR渋谷駅のハチ公口。

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その2:スクランブル交差点に、傘の花が咲く。

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その3:QFRONTの右手奥に見えているのが、西武百貨店渋谷店。

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その4:入口で写真を撮ろうとしたのだが、傘の往来を前になかなかうまく行かず、こんな感じに(^^;;

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では、ポッドキャストをどうぞ。お時間は9分強です↓↓↓

「2007_05_06_20_00.mp3」をダウンロード

2007年4月30日 (月)

SC全体としては成功、レディスアパレルテナント間の競争激化の時代へーららぽーと横浜ー

ゴールデンウィーク前半の3連休最後の今日は、今年3月15日に開業したばかりの横浜市郊外のららぽーと横浜に出かけて参りました。

行かれた方は皆さんお感じになられたと思いますが、相変わらず三井不動産さんはSC開発は上手いですね。見事なテナントリーシングです。

時間の関係上、ポッドキャストの中で触れなかった点について3点程語っておきます。

1点目。同じ三井不動産さんの案件で昨秋オープンしたららぽーと豊洲に比べて、こちらの横浜の客層は均質で(いわゆる「中の中」を中心に、「中の上」と「中の下」に固まっており、「上」と「下」が少ないように見受けられた)、MDは組みやすいという気がしました。

地勢的にも、このお店の周辺から横浜方面に出て行く人はいても、逆方向の町田や八王子に向かう、というのはあまり考えにくい。

周辺に大手企業も多く、堅実な生活を行っている中流層の日常生活に彩りをあたえるような商品にフォーカスすればよいので。

2点目。こういう立地に対して、敢えてアパレルや雑貨などのファッション商品は扱わず、高級食材に特化した大丸さんの「フードパーク」は大成功、といった感じでしたが・・・。

それに対し、イトーヨーカドーさんの食品ゾーンは、ちょっと精彩を欠いていたように感じました。同社の得手とするのは、地場の食品スーパーさんなどよりもやや上質な、「中の上」MD。その良さが、大丸さんと並ぶことでぶれてしまっているんですよね。休日のせいもあってか欠品も多く、特売品の打ち出しにも迫力がありませんでした。

IYさんはこのお店に関しては、婦人服は始めから面積を縮小し、アパレル・玩具を含めてキッズを広めにとっていましたが、少なくとも子供連れの集客には成功しており、次はいかにしてお買い上げにつなげるか、ということだと思います。

また、メンズこそが、食品と並んで売り上げのもう1つの核になるべきゾーンの筈で、専門店ゾーンには若向きのテナントしか入っていないのだから、40代後半以上、中でもリタイアされた60歳以上向けの遊び心のある商品をもっと増やしていかれると良いのではないかという気がしました。「接客」というのが、1つのポイントになると思います。

第3は、ポッドキャストの中で、SCで同業他社さんの追撃を受けているワールドさんは、次に「ZARA」のような業態を開発すべきでは、と少し触れたのは・・・。

より細分化したテイストの深堀りで商品開発の精度を上げる、という、中小企業にも可能な方法論ではなく、資金力とMDの専門家人材を数多く有する大企業にしか出来ない方法論があるのではないか、ということなのです。

日本のアパレル業界の常識は、年代によって多数派の女性の好む商品テイストは違う、という世代論を前提にしてブランド開発を行いますが・・・。

「ZARA」は、18歳以上は、60代も70代も同じ、自立した1人の女性が、その時々で好きな色、柄、テイストの商品を自分で自由にセレクトする、ということが前提になったMDを組んでいます。その女性の体型や肌の色は千差万別なのだが、それこそユニバーサルに、どんなお客様であっても服選びが楽しめる買い物環境を整えているのです。

「テイスト細分化」の発想だと、人口が減少に向かう日本国内においては、売り上げは一定以上は伸びない、伸ばさなくてもよい、という、縮小均衡の考え方に立たなければ成功はしません。その道を大多数の企業さんは好むと好まざるとにかかわらず選ばざるを得ない、限られたマーケットの中で益々微細な差異を競うようになってくる、というのが今後のアパレル業界だと思うのですが・・・。

発想を逆転し、海外も含めたもっと広い世界に目を向ける、という企業さんも、あっても良いと私は思うのです。

そのためには、まずは、日本的な世代論の常識を捨てること。アジアで、そして世界でグローバルに戦えるメガブランド育成のためには、民族の壁の前に、世代の壁をまず超えることの方が先のような気がします。

前置きが長くなりましたが、ではまずお写真からどうぞ。

その1:JR横浜線の鴨居駅改札。

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その2:振り向いて、北側から鴨居駅をパチリ。

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その3:鶴見川に架かる橋の上から、ららぽーと横浜が見えてきた。

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その4:ららぽーと横浜すぐ手前の横断歩道の下から。

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その5:ららぽーと横浜のセントラルガーデンから、「BANANA REPUBLIC」方向を。

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では、ポッドキャスティングをどうぞ。お時間は11分強です↓↓↓

「2007_04_30_18_34.mp3」をダウンロード

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