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2014年6月10日 (火)

中小企業と大手・海外企業のマッチングサイト「J-GoodTech(ジェグテック)」を中小機構が間もなくオープンへ

中小機構さん発のこのサービスのことは、伺っていたような記憶があるんですが、

すっかり忘れてしまっていました。

本当は今年4月オープン予定だったようですが、間もなくローンチされるみたいです↓↓↓


実際に、どんな業種にどの程度の引き合いがあるのか、ファッション系の中小企業に合うような大企業や海外企業がどのくらい登録されていくのかわかりませんが、

ひとつ考えられるメリットとしては、

こういう公(おおやけ)系のホームページというのは、Googleのページランクが非常に高いんですよね。

なので、そこから自社サイトにリンクが貼ってもらえるというだけでも、中小企業にとってはプラス価値は非常に大きいと思います。

(別に回し者ではございませんが・・・笑)。

2012年9月 6日 (木)

国際ファッションセンタービル10F創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」、入居者募集中です

墨田区と、私が務めている会社・国際ファッションセンター(株)が共同で運営している

創業支援施設(ベンチャー支援施設)「KFCクリエイティブスタジオ」(愛称:Cスタ)が、

現在、新しい入居者を募集しております。

今回の募集では、過去4期に亘って継続してきた募集要項の内容に

かなり大きな変更がございました。

具体的には、

1)募集室数が10室から9室へ

2)募集条件が、創業3年未満から、5年未満に緩和

3)入居期間が3年から、原則2年+状況に応じて1年プラスへ

4)入居者のグループリーダー的な役割となる、「インキュベーションマネージャー」を同時募集

・・・の4点です。

墨田区は、都内有数の中小企業の街で、

特にここ数年の間に「フロンティアすみだ塾」という、中小企業の後継者向けの勉強会の卒業生(もう100名を超えておられるのではないかと思いますが)を中心に、

モチベーション高く事業や街おこしに取り組む若手の企業人が増えて、

非常に活性化しております。

サラリーマンと経営者とでは、やはり、責任の大きさが全く異なるので、

経営者は経営者からしか学べない、わかりあえないといったところも多々あるように私個人は思っていますが、

すみだには、皆様の良き相談相手や手本となるような、中堅、中規模、小規模、個人事業主という様々な規模、そして、業種も様々な経営者が非常に沢山いらっしゃいます。

こんな恵まれた環境は、なかなかないと思います。

もう1点、こと「ファッション」ということを考えた時に、

墨田区の有利な点とそうでない点があると思いますが(製造には便利だが小売りの中心地ではない)、

ここ2、3年ほどの間に、国際ファッションセンターの主軸事業は、

時代環境に対応し、一気に「海外販路開拓、海外進出支援」に変化しました。

名実共に、「国際」化を目指すファッションセンターとなり、

来年度以降は、更にその方向性が強まる見込みです。

都内には多様な産業支援機関や創業支援施設がございますが、

海外ビジネスの専門家が常駐している施設は極めて少ないように仄聞しておりますので、

まずは日本でブランド力、商品力を高めた後に世界市場を狙いたい、国内で成功したビジネスモデルを海外にも広げたい、あるいは、貿易がからむ仕事をしたいと思っておられる方などには

弊社は非常にお勧めです。

応募書類の提出期限は、9月28日(金)午後5時。9月中に施設の内覧会も3回行いますので、ご関心のある方は、ぜひお気軽にいらしてください。

皆様のご応募を、心よりお待ちしております。

創業支援施設「KFCクリエティブスタジオ」募集案内ー国際ファッションセンター(株)・産業支援ホームページ

2011年5月17日 (火)

創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」、1室募集中です

今夜は自己宣伝ネタで恐縮なのですが、

私が勤めている国際ファッションセンター(株)と墨田区が共同運営している

創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」から、

1室早期卒業される方が出ましたので、急遽、1室のみ新規入居者を募集することになりました。

今回募集分に関しては、入居期間が1年半と短いのですが、

その分、敷金がお安くなっております。

都内には最近、新しい創業支援施設が幾つも出来ておりますが、

うちの施設の特徴と致しましては、

・「ビジネス志向」の支援(趣味的なビジネスではなく、「きっちり儲ける」ことをサポート)。

・グローバルなビジネス(海外販路開拓、貿易、海外も絡めたIT系)に強い。外国語(英語、中国語、ロシア語)の話せる職員が複数名存在する。

・ファッション系ネット通販、webマーケティングに関しては、国内トップレベルの情報、人脈を有する。

・地元墨田区は中小企業の集積地で、しかも企業同士のネットワーク(つながり)が強い。地場中小企業との交流が可能。

上記4点が挙げられます。

ちょっと自画自賛も入っているかもしれませんが、もしよろしければ、Googleで検索をかけたり、facebook内で墨田区内の元気な企業さんがどのような動きをしているかを、是非皆様ご自身の目でお確かめになってみてください。

意欲のある方でしたら、業種は問いません。入居期間は短いですが、卒業後も区内に残って頂ける企業様に関しては引き続きしっかりサポートさせて頂きますので、ぜひチャレンジなさってみてくださいね。

応募の〆切は、5月23日(月)午後5時です。アントレプレナー(起業家)の皆様のご応募を、心よりお待ちしております。

2009年9月16日 (水)

創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」4期生を募集中です

私が勤めている会社、東京・両国の国際ファッションセンター(株)で、現在、ビル内の創業支援施設「KFCクリエイティブスタジオ」の4期生(10室)を募集中です。

私見になりますが、今みたいな経済状況の時に、安易に起業をお勧めするなんてことは、本当に無責任なことだと思っております。一般論としては、「会社を辞めるのは、ちょっと待った」と申し上げるべきところなんでしょうが、

既に1、2年前から事業を始めていて、よりステップアップしたい、よい事務所を探したいという方も沢山いらっしゃると思いますし、

力のある方、あるいは不況期にあったビジネスモデルを考案しておられる方にとっては他の方が動かずじっとしている時に仕掛けることがチャンスになると思いますので、

そういう皆様、是非墨田区内の国際ファッションセンター(株)内のインキュベーション施設への応募をご検討なさってみてください。

うちの「KFCクリエイティブスタジオ」の良さは、何と言ってもセキュリティがしっかりしており、24時間安心して仕事に打ち込めるインテリジェンスビルであるということ、

都営大江戸線A1出口に直結している交通の利便性だと思います。

過去の卒業生の皆様も、この2点については、業種を問わず皆さん口を揃えて絶賛して下さっています。

特に、前者の点は、金融機関、VC(ベンチャーキャピタル)、取引先、仕入先からの信頼につながっております。

加えて、ファッション系企業に対しては、館内の東京都立産業技術センター墨田支所、(財)ファッション産業人材育成機構・IFIビジネススクールも含めて、

所有しているミシンや編み機などのアパレル機器や試験機器、ファッション系の雑誌や書籍などの蔵書、年間を通して実施しているファッション系セミナー・勉強会の回数、バイヤーやマーチャンダイザーなどビル内に出入りしている業界のプロの方々の人数などを考えると、

産技研のある職員の方が「都内ナンバーワンの環境」とおっしゃっておられたのも、さもありなんと感じております。

ここ3年間の、3期生時代の間の変化ですが、

まず、KFCサイドでは、IT・Webマーケティング・EC(ネット通販)関連のセミナーや勉強会の回数を大幅に増やしました。

お陰様で、講師の先生や、職員の人脈も広がり、この分野に関してはお陰様で日本国内の著名企業のトップや著名コンサルタントを続々と講師として誘致することが可能となってきております。

この辺りに惹かれてか、現状、内覧会にお越し下さる方の中にもWeb関連の優秀な方が多いため、4期生としてご入居頂く方は、恐らく同期の方とのネットワークにより自社のITリテラシーが高まるというメリットが得られると思います。

また、入居者サイドからは、3期生の中から2社、建築と半自動食器洗い器という分野で、今年度のグッドデザイン賞の一次選考通過者が誕生しております。

KFCと致しましても、ファッション、デザインの定義を狭義に考えるのではなく、生活を豊かにし再設計するということ全てをデザインだと考えよう、工業デザインやプロダクトデザイン、さらには、コミュニティや教育、介護、福祉など、社会起業家的な領域に至るまで、起業意欲を持ち、先駆的なビジネスモデルをお考えの皆様をどんどん受け入れていこうと思っております。

KFCの場合は、特定の職員だけが「KFCクリエイティブスタジオ」の面倒を見ている訳ではございません(もちろん、担当者制は取っておりますが)。役員1名、産業支援部4名、墨田区産業経済課の課長及びKFC担当職員3名、外部のインキュベーションマネージャーの先生1名の計9名、プラス、必要に応じてIFIさんや産技研さんの皆様にもラブコールを送っております。3期生の中にも、産技研の職員さんと共同開発研究を行った企業さんもおられました。

個人ではなく、チームとして創業支援事業を行っておりますので、職員との相性などについてご心配頂くようなことはございません。職員には男性も女性もおり、商社出身者、ファッション系業界紙記者出身者など多様な経歴で、なおかつ4名全員英語力を有しております(メンバーの中では私が一番英語はへたっぴです。特に商社出身の上司2名は、海外に1人で出かけて、実際に商売をやったことがある、商売を作ってくるパワーを持っているということです)。

入居者の自主性、自律性を尊ぶ気風がございますので、うちの場合は、ひょっとしたら、手作り感覚の商品をこじんまりと、とお考えのような方とか、「仲間とつるんでいないと心配」といったタイプの方には向かない施設かもしれません。逆に、事業を「企業」として展開したい方、男女を問わず生活をかけて働いておられる方には適している施設だと思います。

今日は敢えてあまり書きませんでしたが、ファッションセンターなので、もちろんファッション系の方を一番お待ちしております(笑)。弊社は支援しても「黒子に徹する」主義ですので、サポートの実績は声高に叫んでおりませんが、東コレ系、セレクトショップ系から、マルキュー系、ミセスアパレル、服飾雑貨のブランドまで、多数の成功事例を輩出しております。

2011年に東京スカイツリーが完成し、一躍世界の「SUMIDA」として脚光を浴びるであろう墨田区で、ご一緒に、厳しく、そして、楽しく、やっていきましょう!今、私達は、「変化の予兆」を感じて、ものすごくワクワクしております。

詳しくは、国際ファッションセンター(株)・産業支援ホームページのKFCクリエイティブスタジオ施設概要・募集についてのページをご覧ください。

また、今週の金曜日、9月18日(金)午後1時半から2時半には、施設の内覧会を行います。ファッション業界で駆け出しの方が異業種のデザイン分野のご成功者の方のオフィスの雰囲気、例えば、事務所のレイアウトとかインテリアとか、置いてある書籍とか資料とか、そういうことから受ける刺激(業界が違うとこんなに違うんだ〜とか、皆さんこんなに勉強なさっておられるんだ、まだまだ自分は甘いか〜とか)は、非常に大きいと私は思いますよ。

KFCクリエイティブスタジオ施設概要・募集案内ー国際ファッションセンター(株)・産業支援ホームページ

2008年10月 2日 (木)

不景気は起業家を生むチャンス!?

移動の合い間に読んでうっかりして捨ててしまったので正確なタイトルを記せず非常に恐縮なのだが、今日(もう昨日か)10月1日(水)付けの日経MJさんの、伊藤元重氏(東大大学院経済学研究科長)による連載「伊藤元重のニュースな見方」を読んで、「そう、そうなんだよね」と思わず頷いてしまった。

正確な文章を引用できず申し訳ないが、伊藤氏の言わんとされるところは、「不景気も悪いことばかりではなく、大企業が解体することによって野に放たれた優秀な人材が新しいビジネスで起業するようになる」とのものだった。

これ、当たってますよ。業種によっても違いはあるだろうが、特に、日本のように未だに大企業信仰の強い国では。

このコラムを読んで思い出したことがある。何人かの講師の先生から伺ったのだが、韓国では1997年のアジア通貨危機の後、財閥系商社の繊維部門が解体し、そこからスピンアウトした優秀な人材がアパレルなどを起業していったと・・・。

ものは考えようである。ピンチをバネに、潜在能力に目覚め、一国一城の主として世界に羽ばたく起業家よ、出でよ!

2008年5月14日 (水)

創業支援施設(ベンチャー支援施設)KFCクリエイティブスタジオ、1室入居者を募集します

帰りの電車を待っていたら、ファッションジャーナリストの福田京子先生&(財)ファッション産業人材育成機構・IFIビジネススクールの大川知子さんにバッタリ。

イヤハヤ、皆様、大変に遅くまでお疲れ様です!楽しげに頑張っておられますね。

大川さんと言えば、『日経WOMAN』4月号の「~素敵な女性に会いに行こう~GO!GO!フジマキ隊~」(カリスマバイヤー、テトラスター代表取締役の藤巻幸夫さんのコーナー)にご登場なさっておられます。お人柄が本当によく現れた素晴らしいご紹介記事でしたので、皆様是非買って読んでチョ(^^)

さて、今日は1つ、皆様にお知らせが・・・。

うちの会社(国際ファッションセンター株式会社)の10階の、インキュベーション施設(創業支援施設、ベンチャー支援施設)「KFCクリエイティブスタジオ」なんですが、めでたく1社様早期卒業される企業様が出たため、急遽、1室だけ募集をかけることになりました。

今回の募集に関しては、入居期間が1年半しかないんですが、その代わりこれまでの募集要件の1つであった「創業3年未満」というのが、「創業5年未満」に緩和されております。

弊社の創業支援施設の特徴ですが、次の4点(プラス1点)が、他の施設さんにはない、非常に大きな強みだと思っております。

その1:国際ファッションセンター(株)単体のみならず、国際ファッションセンター内には他に2つのファッション産業支援機関(12Fの東京都立産業技術研究センター、11FのIFIビジネススクール)があって、

12Fに行けばミシンや島精機さん福原さんの横編み機、丸編み機、靴下編み機、スポンジングマシン、インクジェットプリンター等々、ひととおりの繊維のものづくりが出来るだけの生産設備及びアーカイブとなる生地スワッチがあり(しかも、公の機関なので利用料は安い)、

11Fに行けば図書関係がザックザク、

おまけに、12F、11F、とKFCを合わせるとセミナー関係も平日はほぼ毎日のペースで行われていて、年間延べ人数数万人を集客している(IFIさんのセミナーは高付加価値・高価格ですが、墨田区に本社のある企業の経営者及び社員には、区から授業料の補助が出ます。これは超オトク!)。

その2:東京都立産業技術研究センター、IFIと国際ファッションセンター(株)には、ファッション業界出身で、実ビジネスの豊富な経験を有するプロが多数在籍している。

例えば、DCブランドパタンナー(御三家の1社、あのヒゲのデザイナーさんとご一緒にお仕事をなさっておられた!)ー大手アパレルパタンナー産技研、とか、

有力セレクトショップのバイヤーとして同社の草創期を支えた経験の後、IFIビジネススクール、とか、

他にも、大手アパレルメーカー、中堅アパレルメーカー、チェーン専門店、繊維ファッション業界紙記者(これ、さくらだけではございません。なんと、このビル内にもう1名おります!)などなど、ゴロゴロしております。

正直、私はこのブログでいつもエラソウに御託を述べているので目立っているような感じが致しますが、他の方々は皆さん本当に実力をお持ちなので、「不言実行」なさっておられるだけなんですよ。

私の上司2人も、2人共英語は私よりもはるかに堪能な方々ですし(外国人の皆さんもKFCカモーン、という感じです・・・笑)、1人の上司は某大手総合商社でセレクト課課長(セレクトショップさんの担当ですね、ハイ)の経歴もあり、シャツだって何百枚と持っております。

IFIさんの女性職員の方々も、オシャレピープルばかりです(^^)

おまけに、今春からは、弊社と一緒にKFCクリエイティブスタジオの運営を行っている墨田区役所産業観光課のCスタ担当者として、某大手セレクトショップ(業界No1と言ってもよいかも)で生産管理をやっていたという異色のニューフェイスがやって参りました。

もう、さくら引退してもいいかも(笑)という感じで、かなり凄いことになってきております。

なので、国際ファッションセンター(株)では、個人ではなく、「チーム」としての多面的なサポートが可能であること、仮に1人に何かがあったとしても、他のみんなで補完できるだけの人材の厚みを有しているということを、起業をお考えの皆様には是非知って頂きたいと思います。

その3:うちの地元・墨田区を中心とする東京東部地区には、カットソー、シャツ、服飾雑貨、ピッグスキン等の製造メーカーさんや生地問屋、レザー問屋さんが沢山集積しており、素材の仕入れやものづくりには非常に便利です。

(反面、小売りにはあまり有利な立地とは言えないかもしれませんが、ネット通販に関しては、地元に久米繊維工業(株)さん、(株)ウェルネスさんのような達人もいらっしゃいますし、Cスタの過去の入居者からも成功者が沢山出ております。また、KFC主催でファッション業界唯一のネット通販の会員制研究会「KFCオンラインショップ研究会」も結成し、日々会員の皆様と切磋琢磨しております)。

その4:何と言っても、うちのビルには、11Fを中心に、非常に数多くの現役のバイヤーさんが出入りしているということ!それから、うちの会社自身も、カットソーの合同展示会「Act21」を主催しておりますので、もちろんバイヤー様の顧客名簿は有しております。

私達は、「ご紹介」ということを安易に行うつもりは決してございませんが、入居者の取扱商材や目指す販売手法、実力に応じて上記のメリットを生かしながら実践的な販路開拓支援を行っております。

その5:墨田区には2011年に新タワーが建つ!(これも、アイデアのある方には大チャンスですね)。

以上、個人的には、今の狭義のファッション業界の景況は極めて厳しいですし、昔と違って若い方は就職難ではなくなっているので、決して無理して起業される必要はないのではないかと思いますが、

革新的なビジネスのアイデアを持っておられたり、

今は勤め人だけど商売を回すのがうまくて、人一倍まめで働くのが大好きだったり、

突出したデザインセンスがあったり、

人の下で働くのはいや、自らに高いハードルを課してチャレンジしたかったり、

・・・そういう皆さんは、一回しかない人生なので、一度はやってみるべし、と思います。

このエントリを読んで、思わず引いちゃう人もいらっしゃったかもしれませんが(結構、アブナイ人が多いビルだなぁ、と思われたかも・・・笑)、

「おおっ、これは面白そう。ワクワクしてきた」とか「試しにエントリしてみよう」と思われた方は、是非国際ファッションセンター(株)の産業支援ホームページ・「KFC Creative Studio」の募集案内のページをご覧下さい。皆様のご応募を心よりお待ちしております。

国際ファッションセンター(株)産業支援ホームページ・「KFC Creative Studio」募集案内

2007年10月22日 (月)

時代の変わり目には大きなビジネスチャンス有り

今秋の店頭売り上げの厳しい状況を見て、地球環境の悪化による異常気象は今後益々エスカレートするんじゃないだろうかとか、少子高齢化の影響でアパレルの売り上げはこれから縮小の一途をたどるんじゃないだろうかとか、原油高原料高、そして中国の縫製工賃アップで、従来型の多品種小ロット短サイクルでそこそこ値ごろ感のある商品を高回転させていくビジネスモデルの存続は難しくなるんじゃないだろうかとか、先行きに大いに不安を感じておられる皆さんが多いんじゃないかと思う今日この頃・・・。

確かに、従来通りのやり方考え方では、前には進めなくなりつつある。それは、アパレルやファッションの業界だけでなくて、日本の社会全体の問題で、今から15年か20年くらいの間は、時代が大きくうねる、変わり目の時期に入ってくるように私も感じているのだが・・・。

ひょっとしたら、ピンチはチャンス、ピンチが大きければ大きいほど、世の中の新たなニーズに応えウォンツを掘り起こすことが出来る企業さんには、飛躍のチャンスが極めて大きくなるんじゃないかな、ということを、最近ぼんやりと考えていた。

昨日、ITジャーナリスト・佐々木俊尚氏の本を1冊読んだ。佐々木氏の著書『フラット革命』を8月に一度ご紹介させて頂いたことを、私のブログの常連の皆さんは覚えて下さっているだろうか?『フラット革命』はいろいろと考えさせられるところが多い本だったのだが、昨日読んだ『3時間で「専門家」になる私の方法』(PHPファクトリー・パブリッシング、定価1,300円税別)も、とてもためになる本だと私は思った。

情報収集術の本だったのだが、その題材として佐々木氏は「少子高齢化」の問題を取り上げており、新聞記事の内容が1997年、2002年、2007年とどのように経年変化しているかということを調べておられた。

それによると、1997年には行政の政策に関する記事が大半を占めていたのが、2002年になると企業の記事が激増、更に2007年になると同じ企業の記事でもより具体的で細やかなビジネスが増えてきているということがはっきりと見てとれたのである。

異業種の方々も、いろいろと模索しながら新しいことを始めておられるんですよね。

『3時間で「専門家」になる私の方法』には、2030年が日本での葬儀の数のピークになる、ということが書かれていた。多分その頃、団塊の世代がお亡くなりになる数がピークになるということなのだろう。あと23年、恐らくその前の、これから10年~20年後くらいが、社会の混乱期になるのだろうが、今20歳の若い方だと、うまくすれば40歳を過ぎた頃から社会は縮小均衡し、また徐々にヤングも元気を取り戻し再度バランスの取れた方向に向かい始めるのかもしれない。

その前の、今後20年間の混乱期にチャンスあり、と見ることが出来るのかどうか、それとも既存ビジネスを縮小とコストダウンで何とか守っていく、という路線を取るのか、それによって企業なり個人の生き方は大きく変わってくるような気が致しますね。

その際一つのポイントとなるのは、「国際化」「グローバル」ということのような気が私はしている。

ファッション業界の場合は、日本企業の弱体化の間隙を縫って、外資の有力SPAが参入、へたをするとかなりのシェアを奪っていくのではないかと推察される。

彼らは、特に「ZARA」と「H&M」は、ヨーロッパの成熟したマーケットでも通用する仕組みを構築しており、企画や生産を日本で行う訳ではないから、コスト的に非常に優位な形で多店舗展開することが可能だ。

日本のファッション系企業に勤めている人材の中でも、特に優秀な方々がこういう企業の魅力に惹かれて転職していくことは想像するに難くない。

また、日本のアパレルの弱体化が進めば、その穴を埋めるべくアジアからのアパレルの進出も続々と始まるだろう。その際のキーマンは、在日外国人や、日本への留学経験を持った人材である。

逆に、大手アパレル、大手雑貨メーカー、有力専門店などを中心に、縮小する日本市場に飽き足らなさを感じる経営者や、若い頃海外への留学遊学経験を持つ人材などが、日本だけでなく、海外への進出、海外での活動を活発に行うようになってくるだろう。

来る者と出て行く者。その双方がぶつかりあい、刺激し合って、新しいファッションビジネスの世界が構築されていく。EU型の国境が低いブロック経済圏がアジアにどこまで確立されるかにもよるところは大きいが、日本の恵まれた潤沢な市場がシュリンクしようとしている今後は、「外」とのふれあいを避けない者の方が様々な経験を経た後に大きく成長できる可能性が高いことは間違いないように私は思う。

もう一つのポイントである、「少子高齢化の進行に伴って生まれるであろう新市場への対応」については今日は言及を避けたいと思う。こちらについては、アパレルや服飾雑貨という業界のワク内にのみとどまるよりは、そのワクに縛られないほうがビジネスチャンスは大きいように私は思っているが、いずれにしても、来る荒波が高ければ高い程、新規起業、新規事業のチャンスは高まる筈。まずは財務体質が強いか否か、弱い企業さんはそこを直すことが先決だと思うんですが、堅固な財務体質の企業さんならば、前向きに進めば未来は必ずしも暗くはないのではなかろうか。

こういう考え方は甘いでしょうか?良かったら、皆さんのご意見も聞かせて下さい。

3時間で「専門家」になる私の方法 Book 3時間で「専門家」になる私の方法

著者:佐々木 俊尚
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2007年5月22日 (火)

クリエーター、デザイナーはどうやって生計を立てればよいのか?

私のブログも、時折ヘビーな内容に入り込んでしまうのだが、デザビレこと台東デザイナーズビレッジの鈴木淳村長のブログには、時としてページを開いたまま「うーん」と考え込んでしまうような突き詰めて考え抜かれた内容が多い。

それだけ鈴木村長が物凄く真剣にデザビレの入居者のことを考えておられるのだ、ということが、強く伝わってきて、身震いがすることもある。

デザビレさんの入居者の皆様は、こういう話だけでなく、個別的なアドバイスも受けておられるのだろうから、非常に幸せだなと思います。

ただ、5月20日付けのテーマ「今の努力の延長にビジネスの成功があるのか?」には、私もベンチャー支援をやっていて同じようなことで悩んでいるので全く同感なんですが、読者の皆さんがこのままではあまりにも希望がない、と思われたらいけないと思うので、少し補足をしてみたいと思います。

鈴木さん言うところの、ハンドメイドで作品を作っている「クリエーター」は、非常に生活が苦しい、というのは、まず当たっていると私も思います。

ただ、この分野でも、例えば価格が40万円50万円近い良い宝石を使ったオーダーメイドのジュエリーなど、1点単価も粗利益額も高い商品を手掛けておられる場合は、食べていくことも不可能ではないようです。

いわゆる、単価の高い伝統工芸品を作っておられて、しかもそれがそこそこ売れていっている作家さんと同じですね。

次に、生産を外注する「デザイナー」についてですが、業種にもよるのかもしれませんが、社員をやとわず1人で年商3,000万円とか5,000万円挙げておられるケースはそこそこあるのではないでしょうか?

1,000万円どまりなのか3,000万円から5,000万円売り上げが取れるのか、それは、どうやら、店舗数の多い有力セレクトショップからの発注を得ているかどうかに左右されるようです。全て個店さんで30店舗とか50店舗と取り引きする、というのは、なかなか大変なことですから。

こういうデザイナーさん達は、企業内デザイナーとしてそれなりに経験を積み、仕入先や生産先、アパレルの場合は商社のバッカー、そして、売り先まである程度の当たりを付けてから独立されるケースが多いように思います。

これくらいの規模の売上高を挙げておられるデザイナーさん達は、プレス事務所さんとも契約して、雑誌への露出も図っておられます。ということは、プレス事務所さんにそれなりの謝金をお支払いしてもやっていける状態だということで、それなりに利益は出ている、と推察出来るのではないでしょうか?

もう1つ言うと、セレクトショップのゾーンを狙うよりも、商売を回すことがわかっておられる方なら、合同展示会「フロンティア」さんとか、渋谷109系のゾーンの方が参入はしやすいと思います。価格的に、買いやすい商品なので。

確かに、わが業界での独立は非常に厳しい。けれど、全員が敗者になっている訳ではなく、ちゃんとやっていっている人も存在する、ということだという気がします。

また、完全に自分のオリジナルブランド1本の収入では厳しいということはもちろんあるので、様々な方法で副収入を得たり、リスクを回避しておられるようです。

例えば・・・。

1.一般の人やセミプロを対象にしたクラフトスクールの運営

2.専門学校や大学の非常勤講師

3.企業の外部契約デザイナー

4.自分では在庫リスクは持たず、機屋さんや縫製工場さんなどとのダブルネームでのブランド立ち上げ

つまりは、独立前のツテコネ、人間関係を大切にしていく、というのが、ポイントのようですね。

少し話は変わりますが、生活費そのものを抑える為には、東京ではなく、地方にクリエーターやデザイナーとしての活動の拠点を置く、という方法もあります。

田んぼや畑をやりながら、自給自足的な生活+陶芸、とか・・・。

地方でクラフトスクールの講師もしくは専門学校の講師をやりつつ、教え子のファンを多数育成、地方百貨店や地方のギャラリー、地方紙など地方の文化人の間に人脈を作り、東京に逆デビュー(この事例、東京でも岡山でも何例か見ております。東京で勝つよりは、地方でぬきんでることは遥かに易しいです)。

また、ネットの達人で例えば学生時代にこしらえたアフィリエイトだけで生活費は隆々と稼ぎ、お金の心配なくクリエーションやデザインに全てを注ぎ込む・・・NHK特集の「“グーグル革命”の衝撃あなたの人生を“検索”が変える」ではないですが、さくらの知人でも「この人マジで働かなくても食べていけるじゃん」というようなスーパーアフィリエイターは存在しておりますので、今後はこういう事例も結構出てくるかも、と思っております。

結論ですが、私は「どうしてもクリエーターやデザイナーになりたい」という人がいたら、「厳しいけれど、本気でやりたいなら頑張ってみたら」と言います。但し、「3年なり5年頑張っても目が出なければ、堅気の仕事に戻る覚悟は常に持って置くように」とも言います。

日本の問題点は、学校さん、それも、専門学校さんはまだ良いと思うんですが、美大さん芸大さん関係が非常に無責任だというところにあるのでは?生徒をひたすら褒めるだけで、ビジネスの観点からの教育が欠落しているように仄聞しておりますので。

前にも書いたんですが、デザイナーを志す方は、何故デザインの中でもファッションを選ぶのか、ということを、しっかり自問自答してからこの世界に入るべきだと思いますね。

いい意味でも悪い意味でも、ファッションって、軽い業界ですよ。その軽さが、自分に合うのか合わないのか。軽い世界で、敢えて硬派な路線を打ち出すのか。

人間が身にまとうものは、生活に絶対に必要なものではあるんですが、この業界に存在する過剰な自己主張や、行き過ぎた贅沢、ごみの問題などなど、一度は真剣に突き詰めて考えるべきでしょう。

収入の点から言っても、平均値を取れば建築家とか工業デザイナーとか、あるいは電博に就職した方がはるかに高いでしょうし。

もう1点、本当は、アーティストとか、個の個性を表現する真のクリエーターというのは、大切にされてしかるべきなんですが、欧米と違って日本にはパトロンが少ない。

これから社会が成熟してくれば、少しは変わってくるかもしれませんが。

でも、これから世の中を変えていくのは若い皆さんだと思うし、頭を柔らかくしてうまく稼ぎながらクリエーションやデザインを続けていく方法を一緒に考えていきましょう。

2007年4月30日 (月)

日経MJさんにCスタ3期生の(株)アイティーデザインさんが取り上げられました

ゴールデンウィーク中なんですが、移動の途中で日経MJさんを読んでいて発見致しました。

弊社ベンチャー支援施設「KFCクリエイティブ・スタジオ」3期生の(株)IT Designさんの記事が「QRコード内の動画に『ぎょっ』ーアイティーデザイン新広告ー」の見出しで取り上げられておりました。有難うございます。

博報堂DYグループ様との共同事業です。詳しくは、こちらのニュースリリースをご覧下さいませ。

入居後4か月が経過し、これからどんどん他の皆さんの事業化にも拍車がかかってくると思います。皆様是非Cスタ3期生の活躍にご注目下さい(^^)/

2007年4月21日 (土)

台東デザイナーズビレッジ新旧入居者紹介式

朝寝坊してしまい、ケータイを2台とも忘れるという最悪の1日で、朝から超ブルーだったのだが、気を取り直して会社を出たり入ったりしながら仕事をしていた。

今日は、台東区の台東デザイナーズビレッジさんで、新旧入居者紹介式と交流会があったのだ。私は午後5時スタートの交流会の方から参加させて頂いたのだが、出席者の方がほとんど面識のない方ばかりだったんですよね。

組合関係の役員の方々なども数多くご招待されていたようなのだが、やはりバッグや靴など、皮革関係の組合さんがほとんどで、ニットやシャツなどアパレル系が主体の墨田区とはかなり雰囲気が違う。

それでも、CFD(東京ファッションデザイナー協議会)の岡田議長や、某有力デザイン事務所のKさん、バッグの業界紙『BAGAZINE(バガジン)』のK記者、東日本ハンドバッグ工業組合のS理事長など、何人かは旧知の方々も。

台東区役所さん主催だっため、区の職員の方の人数も多く、非常ににぎやかだった。

それにしても、デザビレさんの2期生は若い!見た感じ、一気に若返られたな、という印象だ。高倍率を勝ち抜いて入居できたという喜びからか、幸せオーラ、「これから始めるんだ」という意気込みが熱気となって伝わってくるようだった。

早速新旧入居者入り混じって、ワイワイガヤガヤ、仲良くやっておられました。

村長の鈴木淳さんが、とても嬉しそうに皆さんのお姿を見守っておられたのが印象的でしたね(^^)